いつやるの？今でしょ？

今日は誰誘っても先約がある人ばっかで、ラーメン食べたかったけど、頭も痛かったしやめようかな？って思ってたんだ。

仕事から帰宅して少し寝て。

起きたらこの時間だったからどうしようかな？って思ったんだけど、なんか気分がラーメンだったし、なんとなく落ちてて出掛けたかったから、大好きなラーメン食べに来た。


一人でカウンター座って、ふつーに注文して携帯構いながら食べてたら、後ろでガシャーーンみたいな物凄い音がして。

振り返ったらテーブルで食べてた男性が床に倒れてて。
小さな店内に居た数名のお客さんがざわざわし始めてたトコだった。
あーーー、
って
思いながら、
いつぞやの時みたいな、
鳥肌が立った、怖いって。
ホントに、時間がスローに感じた。
周りは誰も動かないんだなって。
だけど、私は、
今回は足が動いた。

駆け寄ってその人に触れた瞬間に私の意思とは関係なく、手がガチガチ震えるから、ワイシャツのボタンが外せなかった。
その人めっちゃ冷や汗かいてたし、チアノーゼも出始めてたし、何より脈が触れなくて。
急いで心肺蘇生と救急車要請って思った時に、大丈夫ですか？何か手伝います、って、若い男子二人と、(その時は分からなかったけど)近くの席のカップルが駆け寄って来てくれたんだ。
店の人も総出で出て来てくれて、あとから店に入ってきたお客さんもみんな手伝ってくれた。

男の子達は私が心マしてる間、私の指示通りずっと気道確保してくれてて、他のお客さんは私が外せなかったワイシャツのボタン外してくれたり、救急車呼んでくれたり、救急隊が入りやすいように椅子を退けてくれたり、店の人はありったけのタオル持ってきてくれたり、AED入りますか？！とか、ホントに、心強かったです。

救急車が着く少し前に、その人が意識回復した時は、私も変な汗が出た。

何年ぶりに、心マしたんだ私は。

救急隊が来たときの報告して、無事に搬送されて、その人は無事だったんだって。
あとから分かったけど、食べ物によるアレルギー性のショックで心停止状態になったらしい。その人が、よく確認しないまま注文して食べてしまったらしい。早い段階の処置がなかったら障害も出ただろうし、心回復もしなかっただろうって。



わたし、今年に入って何回目なんだろうこういった場面に立ち会うの…。
だけど、もし、私が、あのまま家で、ラーメン食べずに寝てたら、って思ったら、この人は。って。


そして、ああいう場面で、何も知識が無くても一緒になって何とかしようと協力して下さる方々がいらっしゃるだけで、私の安心感、半端なかった。
何も出来なくても、手伝おうっていう気持ち、ホントにホントにありがたいんです。
わたし一人だと、勇気とかそんなもん全然無くて、恐怖しかないから、ボタン一つも外せない、ホントに手伝って下さるだけで有難いんです。


無事に搬送されたあとで、何となく恥ずかしくなって、周りの人に、ありがとうございますすいませんでした、って、言ったら、そこに居た人達みんなが、何で謝るの？本当に助かった凄かったよって拍手して下さいました。

人って凄い。


わたしは、ラーメン食べに来たのに、食欲なくなっちゃったから半分以上残して出ようとしたら、そこに立ち会ったお客さんのお代は結構です、って、お店側が、おまけに、無料券までもらって。


今日は時計やめようかと思ったけど、何故かして出掛けたんだ。

晴れの国で大好きな方々に見立ててもらったお気に入りの時計。
前回のかちょの時からもう2回も助けてもらっている。